中間評価、私もトランプ政権も。。。

日本の会社の事情は分からないのですが、アメリカの企業では年度初めに、個人の目標をかなり細かく設定しなければなりません。
（今日の写真はハドソン川に沿う遊歩道の様子からです。）徹底した能力主義のアメリカ。。。その年の到達目標をいくつか掲げ、個々の目標が全体の何％に当たるかとウェイト付けをし、またきちんと測定できる(measurable）具体的な内容を提示しなければなりません。
例えば、、、新薬Aについて期首から12か月以内にヨーロッパ各国にて薬価申請を完了し、承認取得率100％を達成する、、、などなど。。。そして、この目標の達成度が年末のボーナスの額に影響してきます。
目標達成すればボーナスをもらえ、特に仕事やその他の評価が高ければ、それだけボーナス額が上がります。そのかわり、目標達成しない場合にはボーナスはゼロ（厳しい。。。）
（無料でカヌー体験もできます）もちろん、様々な予想不可能な要素も出てくるため、年度の真ん中で行われるのが中間評価（mid-year assessment）。ここで上司と一緒に目標の達成具合や、必要とあれば調整や変更が行われます。
少し長くなりましたが、私は今まさにこの中間評価の時期！まずは、自己評価をしてから上司との面談となります。
ほぼ働く人のほとんどがこの中間評価、そして年末評価の季節が嫌いです（笑）。さて、中間評価といえば、1月に就任して既に半年以上になるトランプ大統領。
1日たりとも休みを与えないほどアメリカ中を混乱と分裂に導き、アメリカどころか世界中を、その常識を逸脱したビジネスに（もはや政治というよりビジネス）に引き込み、彼の政策に反対を唱えるリベラル派は、こんなにも毎日をストレスフルに感じるとは予想だにしなかったと思います。

移民問題、関税問題、ロシアウクライナ戦争、ガザ問題、ハーバード大を含めたリベラル寄りの大学に対して行われた制裁、などなど、反トランプ派にとっては毎日ストレスのレベルが半端じゃない。。。

大統領としての権力を乱用し、次から次へと自分の思い通りに世の中をコントロールし、アメリカが今まで培ってきた民主主義が崩壊しつつあるのを感じます。

先日、暗殺されたチャーリーカーク氏。

この事件があってから、ソーシャルメディアによる彼の過去のディスカッションをたくさん観ました。

亡くなった方の批判はしたくないし、どういう事情であれ人を殺めるというのは許されないはずですが、あの傲慢かつ相手を徹底的に見下し、時には笑い物に祭り上げるような彼のディスカッションのやり方に吐き気が催すほどでした。

トランプ大統領はそのチャーリーカーク氏を、保守派の若者を動かすことのできる優れた人物として賞賛していました。

またメディアとのインタビューでは、息子のような存在、政治のパートナーとして語っています。

また最近では、トランプ批判をする個人や団体、メディア、会社などをターゲットとし、適当な理由をつけては排除しようとしています。

アメリカという国の象徴でもあった言論の自由が奪われようとしています。

まさか、こんなアメリカを見るとは想像もしてみなかった。。。

トランプを支持する保守派は彼の行動に狂喜し、反支持者である民主派は怒りが止まりません。

トランプ政権が発足した途端に世の中が変わり、一時的支配どころか事態はどんどん悪くなっています。

来年には中間選挙が行われます。

きっと熱狂的なトランプ支持者に煽られ、このまま引き続き、究極の世界を作りあげようとすることでしょう。

恐ろしいことです。

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