チェルシーギャラリーでデクニーングを見に行く

只今、チェルシーにあるガゴシアンギャラリーにて、抽象画家の巨匠、ウィレム デクーニングのエギジビションが開かれています。コンテンポラリーアートは苦手な私ですが、アメリカがアートの中心となった20世紀のアートは好き！
ジャクソンポロック、ラウシェンバーグなど、当時はあまりにもアートを先取りしていて、私が今コンテンポラリーアートを見るように苦手だとする人たちも多かったのでは。。。？高校生の時に初めて出会ったデクーニングの絵。。。小さい頃から絵は好きだったけど、な〜んにも”絵画”については知らなかった私に、何故か印象を植え付けてくれました。
そして、その数年後にニューヨークで見た本物のデクーニングに惹きつけられたのを覚えています。

デクーニングに惹きつけられたと言うよりも、彼が当時の他の巨匠たちと一緒に活躍していた頃のニューヨークにとても憧れがあったので、その影響が大きかったのかもしれません。

物心ついた時から、何もニューヨークのことなんて知らないのに住んでみたい！と思っていた私なので（笑）、やっぱり憧れだったのかな？

ガゴシアンギャラリーの中に入ると、大きな空間にドド〜ンとデクーニングの絵画が展示されており、入り口からしてワクワク感で心が躍りました！

オランダ、ロッテルダム生まれのデクーニングは美術学校でアートを学び、その後すぐにニューヨークへ移り、最初は家のペンキ塗りをして生活費を稼いでいました。元々学校で習った筆使いとペンキ塗りをして養われたハケ捌きが彼のアートに反映され、大きなキャンバスに絵を描く際の肉体労働とも言える作業、そして何度も何度も描き直しながら完成に辿り着くのが彼の絵の特徴ともなっています。

確かに絵を近くで見るとその筆使いがはっきりとわかり、何重にも絵の具が重ねられあの色彩が生まれたのがわかります。

デクーニングの絵を見ながら、私がニューヨークに移り住む前の事も思い出し懐かしくなりました（笑）！

6月半ばまで開催されているようなので、もし機会があればどうぞ！

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