ニューヨークでひと息しましょ ２

南イタリア、プーリア州：次なる町はオストゥー二（Ostuni）

チステルニーノを出発して向かったのは、オストゥーニ（Ostuni）と言う、こちらも”白い町（La Citta Bianca）”と呼ばれる町でした。
確かに、車を運転していると遠くの丘に白壁の町が見えてきて、”うわ〜っ！”となります（笑）。
旧市街から一番近い駐車場に車を停め、登り坂を登って行くと中心となるピアッツァが見えてきました。こちらはピアッツァに面するカフェ。。。サンフランチェスコ教会がすぐ隣にあります。
実際にこの場にいるとそうでもないのですが、こうやって写真を見ると、いかにもイタリアっぽい雰囲気が出ている（笑）。。。地図を見ずに、まず思うまま歩いていきます。オフシーズンなのに、まあまあの数の観光の方が来ています。
10月半ばに旅行したプーリア地方ですが、個人的にはこの時期に旅行して本当に良かったと思いました。旅行するには最高の天気が続き、人も少ない。。。
それほどビーチに執着しない私は、こういうオフシーズンの旅行が一番いいのです。どんどんと町の中へ入っていきます。そこで見えてきたのが、15世紀に建てられたオストゥーニ大聖堂（Cattedrale di Santa Maria Assunta）。バラ窓が印象的です。旧市街の高台にあり、町の象徴的な存在となっているそうです。このカテドラルを見た後は、迷路のような小道へ。。。”白い町”と呼ばれる様子を次回にお伝えしたいと思います。
（おまけ）

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チステルニーノのB＆B、ステキな敷地を拝見

大満足したチステルニーノのB＆Bを出発する朝、そのステキな敷地をお散歩してみることに。。。
最初に目に入ってきたのが、こちらのアウトドアテーブル。大理石でできている、かなり大きめなテーブルとベンチの美しさにうっとり。。。
B＆Bのあちらこちらに置かれていた、この大きな壺も大切なアクセントとなっていました。このピクニックエリアを通り越して先に行くと、子供の遊び場があり、その先にはプールがありました。
葉っぱ一枚も落ちていないクリーンなプール。季節は既に秋に突入しており、泳ぐには勇気が入るのでやめておいたけど（笑）。このプールの奥にはオリーブの木が並ぶ広大な敷地が。自家製のオリーブオイルとワインも生産しているとのことで、それらはB＆B内で売られていました。荷物の重量制限がなければ買っていきたかった（泣）。
次は、宿泊していた建物の方に戻り果樹園の方を散策。。。いちじくの木あり、オレンジ、ライム、柿や桃など、朝食でいただいた果物がここで育てられています。ああ〜、こんな生活憧れる〜。。。
採れた胡桃をこんな風に乾燥させていました（全て絵になる〜）。更に奥に行くと、たくさんのニワトリが飼育されていました！朝食の卵料理は、もちろんこれらのニワトリが産んだ新鮮卵です。散歩していていると、この果樹園をお世話しているお爺さんに会いました。
イタリア語ができない私たちを手招きで呼び、そこにあった２種類のザクロを指差し、甘く熟している方とそうでない方の見分け方を説明してくれ（感覚に頼っての会話）、美味しい方のザクロを一つくれました。
こういう人の温かさは、いつまで経っても忘れない。。。以前、シチリアに行った時に、ある遺跡にあったライムの木から実を一ついただき、中の種だけを取り出してジップロックに入れ、ニューヨークまで大切に持ち帰り、鉢植えにしたことがあります。見事に芽を出して葉っぱをつけてくれたけど、その後うまく行かないので、大きなお庭のある友人に育ててもらっています。私にとって、思い出深い大切なお土産です。
同じことをしたくて、ここの果樹園で落ちていたライムを拾い、数日後にナイフで切ってみたのですが、種が入ってなかった！！がっかり。。。
このステキなB＆Bを後にし、次の街へ向かいました。

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チャーミングな町、チステルニーノにてオレキエッテを食べる

さて、このステキなB＆Bのオーナーのおすすめで、ディナーはチステルニーノの町にあるレストランへ行きました。
駐車場に車を停めた後は、こういう細い道を通って歩くこと10分。町の中心であるスクエアに出てきました。ここから更に細い道を歩くと、やっと現れた目的のレストラン。
夜はちょっと肌寒かったものの、お外の席がステキだったのでお外で食べることに。。。肉料理がおすすめらしいのですが、お肉を食べない私はプーリアの名産であるパスタ、オレキエッテを頼みました。
ブロッコリーラパ、アンチョビ、ガーリックとオイルのシンプルパスタ。私の一番好きな組み合わせです。このシンプルなパスタが美味しかった！付け合わせにグリル野菜もお願いしましたが、野菜の味が濃厚でこれまた美味しい！
ところで、食事をしている間は野良猫がおこぼれを待って待機しています（笑）。それにしても野良猫が多いイタリア！どこにでもいて、最初は一枚ずつ写真を撮っていたのですが、その内にやめてしまったくらい（笑）。夜遅くのディナーが終わる頃には、町自体も眠りに入ったような静けさが漂っていました。この後、車を停めた場所を忘れてしまい、記憶だけを頼りに道を行ったり来たりしてようやく発見。無事にB＆Bへ戻ることができました！

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プーリア州、チステルニーノで宿泊した自然の中のB＆B（朝食編）

今回の旅行では、周りにな〜んにもない自然の中にあるB＆B（ベッド＆ブレックファスト）で一泊したのですが、ここがとても良かったのです！
アルベルベッロから30分くらい走ったチステルニーノという町にあるB＆Bは、入り口の門も通り過ぎてしまうほど自然の中にポツンとありました。こういう場所、大好き！
（トゥルッリがあるB＆Bでした）車を降りて見回すと、広大な敷地があり色々と散策できそうな予感。。。チェックインの為に中に入ると、美しいカントリー調のアンティーク家具が並べられていて、とても良く手入れされている様子がわかりました。
家族経営のこちらのB＆B。何代も受け継がれている建物と敷地をB＆Bにしたのは、10数年前とのこと。今は（何代目だったか忘れたけど）息子さんが経営をし、彼のお母さんが敷地で取れた野菜や果物を使って料理を担当しています。
おそらく部屋数は３つのみ。。天井が高い広々としたお部屋で快適に過ごしました。さて、タイトルにあるように、ここで一番印象に残ったのが、そのお母さんが用意してくれた朝食！
オフシーズンと言うこともあり、宿泊客は私たちともう一組だけ。。。でも、ダイニングルームに入ると、こんなステキテーブルが待っていました！
きゃ〜、嬉しい〜！！写真奥にあるので見えづらいですが、クロスタータと２種類のケーキはもちろん手作り。。。
ヨーグルトとクロワッサン以外は、全て自家製です。ドライナッツもプロシュートも自家製。
そして、何よりも美味し嬉しかったのがお庭で取れたこれらのフルーツ！これらのフルーツが美味しいったらありゃしない！大好物のいちじくをたくさんいただき、普段はあまり食べることのない柿も甘くて美味しかった！
イタリアのB＆Bではよくある光景ですが、70代になっているお母さんがせっせとこれらを用意してくれたと思うと、これぞB＆Bの醍醐味だ！と思う瞬間でした。イタリア語しか話さないお母さんですが、私の片言のイタリア語で精一杯お礼を伝えました。
旅行に行くと、こういう地元の人との交流が嬉しい！

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南イタリア、プーリア州：白壁の街、ロコロトンド（Locorotondo）

アルベルベッロを後にし、次に向かったのは白壁の街として知られるロコロトンド（Locorotondo）でした。
（旧市街に入る門）かわいい響きの名前、ロコロトンドですが、中世の時代に防衛目的で丘の上に作られた集落が街となり、建物が円形（ロトンド）に配置されたことから、ロコロトンド（円形の場所）だと名付けられたそうです。アルベルベッロ同様、ここも壁は石灰によって白く塗られ、”白壁の街”と呼ばれるのが良くわかります。街自体は小さく、２〜３時間もあればゆっくりと回って見られるといった感じでしょうか。。。迷路のような細い路地を歩き、曲がり角にはどんな様子が待っているのか楽しみになります。
（こうやって植物が飾られているのがステキ！）話は少しそれますが、イタリアでの運転について。。。
イタリアでは今までに何度も車で横断をしていますが、旧市街さえ入らなければ運転はとても楽だと思います。しかし、何故かイタリア人はTalegate（前の車の後尾にピッタリくっついて走る）する人が多い（笑）。スピード出して走る人も多い。旧市街は車両進入の規制があり、間違って入ると高い罰金を払わされるので気をつけなければいけませんが、旧市街のホテルに宿泊する時にはホテルの方で手続きをしてくれます。
しかし、この旧市街での運転は大変。。。車幅ギリギリの道路があったり（挟まれそうになった経験あり、笑）、一方通行なのにいきなり通行止めになっていたり、などなど色々な経験をさせてもらいました（笑）。
ただ、普段からマンハッタンを運転しているので、人通りの多い街中やアグレッシブな運転にも慣れっこ！何よりも、隙間を見つけて縦列駐車するのは慣れているので、イタリアではそれが一番役立ちました。
（ロコロトンドの主要な教会の一つ、サンジョルジョ教会）外国で運転すると面倒なこともありますが、偶然にも見つけた村に寄り道したり、素晴らしい景色を見つけて止まったり、やっぱり車での旅行はいいな〜と改めて思いました。話が逸れてしまいましたが、ここロコロトンドは日帰り旅行にちょうど良い、のんびりとした可愛らしい街でした！

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